高知県知的障害者福祉協会

本部会は、障害児入所施設と障害児通所支援事業所により構成されています。障害を持った子どもたちが健やかに育ち、生きる力を備え、豊かな青年期を迎えられることを目指しています。
そのためにも、障害児施設の果たすべき役割や担うべき機能の考察、障害児支援を取り巻く課題の改善に取り組んでいます。

本部会は、支援施設のあり方や、制度上の問題点を明らかにし、利用者の豊かな生活の実現のための検討を行っています。

制度上、日中及び夜間における「２４時間切れ目のない支援」を行うという性格を活かし、他のサービス事業にも共通する課題を包括的に捉えることで、国の施策に関与できるような活動につなげています。

本部会は、在宅やグループホームに住まわれている方の日中の活動の場として、サービスを提供させていただいている１９事業所により構成されています。
そのサービス内容は、事業所において様々ですが、利用される方は重たい障害をお持ちの方や高齢者の方も多く、よりその方の意思決定を尊重し、可能な限り一人一人に合った個別の支援が実現できることを目的に、事業所・法人の枠を越え研修や研究を行っています。

本部会は、就労継続支援B型事業所、就労継続支援A型事業所、就労移行支援事業所により構成されており、障害者が働きやすい環境づくりを目指して活動しています。県内の平均工賃は、全国よりも低い状況ですが、工賃向上に向けて取り組みを行っています。

本部会は、共同生活援助事業所により構成されています。
それぞれの円滑な事業運営に資するため、施設長会やＷＥＢ会議システムを利用して、情報共有や意見交換を行い、グループホーム利用者の安心・安全・健康を礎としたサービス提供の向上に努めています。　

本部会は、相談支援事業所により構成されています。障害種別を問わず、多種多様化するニーズに対応し、住み慣れた地域での暮らしや就労、生活そのものを支える重層的な相談支援の充実が求められる中、様々な連携を強化し課題の抽出や解決に向けて協議しています。

日本知的障害者福祉協会の各委員会の一つに全国支援スタッフ委員会があり、各地方9ブロックの代表が集まり知的障害福祉の魅力について協会内外に発信する取り組みなどの活動をしています。
高知県は、全国の活動の流れを参考にしながら、知的障害福祉のやりがい等について、意見を出し合い、情報の共有や研修の企画に取り組んでいます。

スポーツを通じて会員事業所の利用者の皆さんが、交流できる場や、健康増進・情緒の安定を図ることを目的に活動をしています。
近年までは、競うスポーツを中心に取り組んで来ましたが、重度・高齢化に伴い簡単なルールにより誰でもが気軽に参加できるものやミュージック・ケアのように音楽を活用し、個々の発達や個性を存分に発揮できる新たな活動を研究、実践しています。

本委員会は、協会会員施設の南海トラフ大地震や津波被害・台風災害・豪雨災害などへの備えの充実や、災害発生時における協会会員施設間の連携強化を図り、利用者・職員の安全を確保することを目的に活動しています。
防災に関する研修の実施、災害時を想定した緊急通報訓練の実施、協会会員施設の災害時に備えた備蓄物品の情報共有など、災害発生時に備えた取組みを行っています。

本委員会は、当協会のすべての活動に関連する特異的な委員会です。常時機能しているわけではなく、存在自体も目立つものではありません。
しかし、本委員会は、本協会の全ての活動に寄り添い、人権面や倫理面で間違いない活動であるかを共に検証しつつ、さらに望ましい知的障害者福祉をめざして日々の支援のあり方の模索を続けています。

四国地区政策委員会は、四国地区の各県知的障害者福祉協会と連携し、知的障害福祉制度における共通課題の検討から全国への提言、また支援現場の充実に向けた各種研修会の企画等を行う事を目的に活動を行っています。